昨日の夜に小さい頃からお世話になっていた空手の師範が亡くなったという連絡が入りました。
朝起きてすぐに確認の電話をすると昨日お通夜があり、今日の午後からお葬式だと教えていただきました。
最後にお会いしたのが7月末に御中元を渡しに行ったとき。
病気でかなり具合が悪そうでしたが、そんな素振りも見せず気丈に振る舞う師範の姿が目に焼き付いています。
また暮れに御歳暮と門松を納めさせていただきますね。とご挨拶をして帰ってきました。
そして今日。現場が入ってましたが施主さんに無理をお願いして半日で切り上げさせてもらいお葬式へ参列させていただきました。
たくさんのお供えの献花。たくさんの門弟。
すごく盛大に執り行われた式でした。
最後には大事にしていた親友からの手紙が読み上げられ、涙が止まりませんでした。
師範には小学生4年生くらいのころから中学3年生の途中まで誠真会で空手道を学ばせてもらいました。
すごく厳しくて、口数が少なく、時にほっこりするような優しい人でした。
時が経ち、僕は庭屋としての修行が終わり、こちらに帰ってきたときに道場にお邪魔したときに、10数年ぶりにもかかわらず名前を呼んでくださり「元気だったか?」と言ってくださいました。
それから10年余り。
困ったときに助けていただいたり、仕事もたくさんさせていただきました。
そして門弟の頃にはお話できないような色々な話も聞かせてもらいました。あの時間がとても楽しかったです。
その中ですごく印象に残ったことがあります。
師範の生き方。男らしく。格好良く。
常に男らしくあれ。格好良くいろ。
筋を通せ。
「格好つけるとちょっと損することもある。だがそれで良いんだ。」
当たり前のことなんですが中々そこまで芯の通った人はいません。
師範はまさに真っ直ぐ一本芯の通った人でした。
背中が格好良かった。
師範。僕も師範のように男らしく、格好良く、筋を通せる、一本芯の通った人間になります。
師範のところで学べて本当に本当に感謝しています。
最後になりますがお礼を言わせてください。
押忍。ありがとうございました。
合唱